SEO、検索エンジン最適化。SEOとはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。順位が上がる仕組みとは?自分でやるべき?外注するべき?さまざまな方が思う疑問を解説いたします。
対象読者 : SEO、SEO対策について調べている方。SEOをSEO会社に頼もうか、自分たちで行おうか検討している方
この記事を読んで理解できること : 記事広告・タイアップ広告自体から、実際の料金例、メリットやデメリット、単なる媒体掲載ではなくブロガーを見る活用する方法、掲載の流れまでが理解できます。
目次
SEOとは
SEOとは「Search Engine Optimization」(サーチエンジンオプティマイゼーション)の頭文字を取った言葉です。「Search Engine Optimization」を日本語訳すると、「検索エンジン最適化」となります。SEOとは検索エンジンに対して、Webサイトを最適化していく手法です。
他には「検索エンジンでWebサイトを上位表示させる手法」という定義もあります。
ユーザーが「Yahoo!JAPAN」や「Google」などの検索サイトにおいて、特定のキーワードで検索した際、自然検索結果(オーガニックともいいます)に自社のWebページを上位表示させることを目標とします。
Yahoo!JAPANで「北海道旅行」と検索したとき、以下のような検索結果画面(SERPともいいます)が表示されます。
SEOでは上記画像の青部分に表示させることを目指します(青は筆者色付け)。ちなみに青部分以外はリスティング広告です。
Googleで「北海道旅行」と検索したとき、以下のような検索結果画面が表示されます。
Googleでも上記画像の青部分に表示させることを目指します(青は筆者色付け)。同じく、青部分以外はリスティング広告です。
SEOの対象の検索エンジン
全ての検索エンジンで上位表示できることが理想ですが、アルゴリズムに違いがあります。GoogleとYahoo!JAPANと、Bingで同ワードで検索したとき、GoogleとYahoo!JAPANはほぼ同一でですが、Bingのみ結果は異なります。
2010月12月1日、Yahoo!JAPANの検索エンジンがGoogleに完全移行しました。この移行により、Yahoo!JAPANでの検索結果がGoogleとほぼ一緒になりました。
そのため、Googleの検索エンジンに対して、最適化することはGoogle、Yahoo!JAPAN共に、最適化することになります。
日本の検索エンジンのシェア第1位はYahoo!JAPANであり、2位はGoogle。2つのシェアを合わせると、9割超はYahoo!JAPANとGoogleを利用しています。
そのため、Googleのアルゴリズムに最適化できたということは、日本のシェアの9割超の検索ユーザーに最適化したということが言えます。集客効果対効率を考えると、一般的にはGoogleの検索エンジンでの最適化を目指します。
他にはBingや百度に対してのSEOが稀に議論になりますが(百度は中国でのシェアが強いため)、日本ではノウハウがほとんど出回っていないのが現状です。また、Bingも百度もGoogleを手本としていることを考えられています。そのため、Googleのアルゴリズムに最適化することができれば、他の検索エンジンにも自然と最適化する可能性が高いということもいえます。
以上の理由から、日本でのSEOはGoogleに対して、最適化することを目指します。
SEOの目的
SEOは上位表示さえすれば、無料でサイトへの集客を増やすことができます。サイト自体が検索エンジンに最適化することができれば、さまざまな検索ワードからユーザーが訪れますので、中長期的な流入増を見込めます。キーワードによりますが、検索エンジンを利用しているユーザーは意識が顕在化している可能性が高いため、獲得に貢献するユーザーを得やすくなります。
実際にはSEOは意識が潜在化しているユーザーの獲得に効率が良いとも言われます。
SEOのメリット
- 無料で掲載することができる
- 中長期で一定の流入が見込める
- コンバージョン率が高い傾向がある
- 潜在層や顕在層を取り込むのに有利
SEOのデメリット
- 短期間で効果が見込みづらい(時間と手間がかかる)
- 費用対効果の計算が難しい
- アルゴリズムの変化がある
検索エンジンで上位表示する仕組み
以前はWebサイトにキーワードを散りばめたり、とにかくたくさんの被リンクを得ることで上位表示することができました。しかし、検索エンジンのアルゴリズムが変わり(精度向上)、そのような手法では上位表示が難しくなりました。
現在のアルゴリズムでは「ユニーク性の高く、良質なオリジナルコンテンツ」で構成されるWebサイトの評価が高くなります。
検索エンジンで上位表示する仕組みは大まかに分けて、内部要因と外部要因があります。この両方を良くしていくことで上位表示が可能です。内部要因を改善していくことを内部対策、外部要因を改善していくことを外部対策といいます。(他に「サイト設計」を分類することもできますが、本記事ではわかりやすく内部要因に含めていきます)
内部対策と外部対策について大切なポイントを箇条書きで記します。
内部対策
・検索したキーワードにふさわしいページかどうか
・ページ内容(テキスト)
・サイト規模
・クローラビリティ
・HTMLマークアップ
・内部リンク など
外部対策
・他サイトから評判が良いか
・いかにリンクされているか(質・量・タイミング)
SEOの始め方
SEOを始めるには、(1)SEO会社・SEO専門家に依頼する方法と、(2)自分たちで行う方法があります。
(1)SEO会社・SEO専門家に依頼する
俗に「SEO業者」と呼ばれるSEO会社は驚くほどの数があります。数多くある理由としてはSEO事業の参入障壁が低く、過去利益率の高いビジネスだったことが要因です。
ところが数が多すぎる余り、玉石混交であり、ほとんどは石のような質の低いSEO会社が多いといえます。
さらにGoogleのアルゴリズム変更により、従来の質の低いSEO会社の主力手法である「外部リンク」メインのSEOが通用しなくなっています。通用しないどころか、Googleから「スパム」というように捉えられ、順位低下するだけではなく、最悪の場合は検索エンジンに引っかからないという状態である「インデックスの削除」と呼ばれる現象となってしまいます。お気をつけください。
確実に言えるのが「外部リンクだけつけます」というSEO会社の依頼は断るべきです。外部リンクだけで上位表示することは極めて難しくなっています。スパムと判断される可能性が高く、リスクが大きすぎます。
費用の安いSEO会社も危険です。SEOには手間暇がかかりますので、安いSEO会社というのは安い分、対した作業をしてくれません。SEOに対して、どんな作業をしてくれるのかをちゃんと聞きましょう。
もし、SEO会社にSEOを頼むのであれば、SEOコンサルタントがいるコンサルタント型のSEO会社にSEOの依頼をするべきだと思います。費用は高いと思いますが、良いSEOを施してくれる可能性が高いと考えます。
- 「外部リンクだけつけます」は止めよう
- 安いSEO会社は止めよう(月額数万円代)
- コンサルタント型の依頼をするべき(月額数十万円〜数百万円)
コンサルタント型の月額数十万円〜数百万円を支払う予算がない会社は(2)自分たちで行うことをおすすめします。は
(2)自分たちで行う
SEO本を読んだり、SEOブログを参考することで自分たちでSEOを行うことが可能です。予算がない場合は自分たちで行うSEOをおすすめします(インハウスSEO)。
実行しやすい施策
内部対策
・titleタグ
・meta descriptionタグ
・見出しタグ
・画像のalt属性
・アンカーテキスト
・内部リンク
・テーマ性を意識
外部対策
・リンクを貼られやすいコンテンツを作る
・保有しているサイトからリンクは貼る
SEOに役立つツール
SEOを実施した後に気になるのは検索エンジンからのアクセス数と、検索エンジンでの順位です。検索エンジンからのアクセス数はGoogleAnalyticsやウェブマスターツールで把握可能です。
検索エンジンでの順位についてはキーワード数が少なければ、YahooやGoogleで直接検索して確認ができますが、キーワードが多くなってくると、把握することは難しいでしょうか。
そこで利用したいのが検索順位チェックツール。「GRC」をおすすめします。無料で3URL、20キーワードの利用が可能です。有料プランではURL登録数とキーワードが無制限です。
ただし、GRCはWindows専用であることを注意してください。